特性

• 暗緑色の外皮にうっすら縞が入る特徴的な外観の黒皮赤肉小玉スイカです。
• 草勢は中位～やや強め、蔓の太さは中太で葉は切れ込みの深い中葉です。果形は正球～やや腰高球形で、果重は2.5～3kgでよく揃います。
• 果肉は鮮紅色で色ムラが少なく、糖度は12度以上で安定し、シャリ感の強い食感で美味しいスイカです。肉質がシマっているため棚持ちの良い品種です。
• 外皮は薄いですが非常に硬いので、輸送中の裂果や生理的裂果が極めて少ない品種です。
• 5熟期は「姫甘泉」と同程度で、6月収穫で交配後35～38日、7月収穫で30～32日が目安となります。

栽培のポイント

• 大玉スイカよりも、30％程度減肥します。標準的な施肥成分量は10a当たり窒素が7～10kg、リン酸が15～20kg、カリが13～15kgです。
• 特に高温期は、果実表面に焼けを生じやすいため、液肥や有機質肥料で追肥し、草勢を衰えさせないように注意してください。
• 果実の日裏は着色しにくいので、均一に発色させるため、少なくとも収穫1週間前には玉返しを行って下さい。
• 外観や打音からの収穫期判断は困難なため、必ず着果標識を行い、試し切りにより判断してください。