品種の特徴

• 果形は球～腰高で果重は1.6～1.8㎏。
• 低温期における肥大は「マリアージュグラン」より大きく、高温期では「グラン」の方がより大きい。
• 果肉色は濃橙色で糖度は16度程度に安定。
• 葉の大きさは大きく色は濃い。
• 草勢はやや強くツルもちはやや良い。
• うどんこ病抵抗性。つる割病レース0.2に抵抗性。
• 成熟日数はハウストンネル栽培で55日前後。
• 早出しの作型に最適。

栽培のポイント

• 草勢がやや強めなので元肥を1～2割控える。
• 開花から肥効を高め、ネット発生までは高めの温度管理を行い、果実の初期肥大を良好にする。

ブリーダーからのコメント

• マリアージュグランよりさらに大玉に。その答えがこの「マリアージュ春秋系」です。低温期の肥大性はマリアージュグラン並みからそれ以上に。ネットはさらにアールスに近づき、もはやその差はわからないほどに。栽培特性はマリアージュと異なり、初期から草勢はやや強めに推移し、収穫時はマリアージュよりややおとなしい。マリアージュ・マリアージュグランにはなかったうどんこ病抵抗性を持ち、栽培しやすくなりました（うどんこ病はレースによっては罹病します。従って、予防散布は罹病性品種と同様に行って下さい。）栽培のポイントはマリアージュと同じでネットを全体的に細かく発生させられるか。それさえクリアできれば、高級感のある赤肉ネットメロンの収穫はもうすぐです。