初期生育に優れた多収品種！

【特性】
・出穂は「アサツユ」より遅く、「カタンボラ」より早い。
・低温伸長性に優れ、特に一番草の収量が多い。

【栽培のポイント】
・初期生育が良好であるため、逆に一番草を刈り遅れると再生不良により裸地化しやすいので注意する。

【ローズグラス】
ほふく性の多年生植物。耐湿性は中程度だが、耐塩性は強く、重粘土を除くほとんどの土壌で生育する。茎が比較的細く、乾草としての利用が多い。南西諸島では多年生、鹿児島以北では一年草として利用されている。

【ローズグラスの栽培ポイント】
●播種期
5～7月（日平均気温が15℃以上になってから播種する）。
●播種量・方法
10a当たり2～3kg。散播または畝幅60cmの条まき。
●施肥量
元肥：10a当たり堆肥2t、硫安50kg、塩化カリ15kg、熔リン150kg、炭カルを散布し、pHを6.0に矯正する。
追肥：10a当たり尿素60kg、過石40kg、塩化カリ50kgを各刈り取りごとに分施する。
●刈り取り
草丈80cmぐらいで1番刈り。年3～6回刈り取り可能。刈り取り高は約10cmとする。
●その他
発芽率と定着を高めるために、播種時の耕起と整地をていねいに行う。覆土は軽く行い、その後ローラーで強く鎮圧する。