耐病性にすぐれ、葉色が濃緑で見栄えよいチンゲンサイ!
「特性」
●耐病性にすぐれる中～大柄のチンゲンサイ。
●葉色が極めて濃いのが特徴。生育は早生で草姿は立性、葉は細長く、葉枚数が多い。葉柄はやや長めで首部のしまりがよい。
●一般地で３～４月まき、９月～１１月の秋まき向き。節間の間伸び、尻部の乱れが見られる高温期の栽培と、抽だいが早いため冬～早春の栽培は避ける。
●萎黄病、白さび病、根こぶ病に耐病性。ただし、根こぶ病はレースによって発病することがあるので注意する。
［適応性］
●本種は、秋から冬にかけて比較的つくりやすい時期向けの品種であるが、黒みがかった濃緑な葉色が特徴で、これまでとは一味違ったチンゲンサイを出荷できる。ＦＧ袋で店頭に並べた時も、より新鮮に見え、見栄えもよい。
●一般地では９月～１１月播種で後半低温に当たるためより葉色がのり、特徴が発揮される。これ以降の播種では、抽だいする恐れがある。１０月下旬以降の管理ではハウスやトンネルによる保温が必要になる。春は露地栽培の４月まき中心で利用できるが、高温条件下での栽培は尻張りが悪く、徒長して形状が崩れてしまうことがある。