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ニンジンは少量でも菜園に入れておくと、在圃期間も長く「数日おきに1本ずつ収穫」と言ったようなボチボチ収穫が可能です。料理の汎用性も高い便利な野菜。 また、「セリ科」の野菜は輪作の体系に組み込みやすく、健全な菜園運営に一役買います。栽培の最大のポイントは「発芽」です。ここを乗り切れば、けして栽培は難しくありません。

1.畑の準備

  • 1㎡あたり完熟堆肥と腐葉土を2kgずつ投入し、すき込みます。肥料は畑により加減しますが一般的には化成肥料1㎡あたり100g(8-8-8の場合)程度、骨粉100g。 pHの調整が必要な場合は苦土石灰などで酸度の調整をしておきます。ニンジンは根菜類のため作土層は深いほど有利ですが、30cmあれば十分栽培できます。作業時に可能であれば少し深めに起こしておきます。

2.畝作り

  • 1条でも何条でも菜園に合わせてレイアウトしてOKですが、菜植密度は最終的に株間10cm条間20cmになるように調整します。作土層が浅い菜園は畝を高めに盛り30cmの作土層を確保します。 畝を高く盛った場合、乾燥しやすくなりますのでややしっかり目に鎮圧し作土の密度を上げておきます。

3.播種

  • スジ蒔きがオススメ。支柱などで約5mmほど蒔き溝をつけてスジ蒔きします。あまりたくさん蒔くと間引きが面倒ですので、タネ同士が重ならない程度に蒔きます。 蒔きにくい方はコーティング種子を使うと播種しやすく便利です。発芽には光が必要な「好光性種子」のため覆土は軽く5mmほどとし、鎮圧してタップリ潅水します。

4.播種後の管理

  • ここからがニンジン栽培の最大の難関「発芽」です。絶対に播種後の種子を乾燥させてはいけません。時期的に夏期の播種となり、何の対策もしない場合は高温と乾燥でほぼ失敗します。 もみ殻・切りワラを撒く、寒冷紗を被覆するなど、何らかの方法で高温・乾燥を防ぐ必要があります。そして、朝夕のタップリの潅水を忘れないで下さい。


    黒いアグリシート(除草葉)を播種後2日かけっぱなしにし、3日目から発芽直前までAM9:00〜PM4:00の間被覆し、早朝・夕方は外し光りを当て潅水します。 アグリシートの下は暗黒状態ですので発芽に必要な光は確保できませんが、夏の強烈な温度と乾燥は防いでくれます。また急な夕立に叩かれてタネが流れてしまうことも無くなります。 7〜8日程度で土が割れてきますので、この時点でアグリシートは完全に除去します。朝夕に被覆を外し光を当てるのは面倒ですが、私の場合は毎年これでうまくいっています。

5.間引き

  • ニンジン栽培は発芽をうまく乗り切れば50%成功、あとは間引きをビシッと決めれば70%成功です。間引きは本葉が2〜3枚の時に1回目を行い株間2cmほどに間引きます。 2回目は本葉6〜7枚の頃に10cmに間引きます。この時、化成肥料をひと株にひとつまみ程度の感覚で軽く追肥し株元に軽く土寄せをしておくとその後の生育が良いです。特に1回目の間引きのタイミングを逃さないように注意しましょう。

6.その後の管理

  • ひどい干ばつさえ無ければもう水管理は天気任せでもOKです。降雨が無い場合は夕方に潅水しましょう。あと、キアゲハの幼虫がいたら即防除しましょう。見逃してしまうと丸坊主にされてしまいます。
    2回目の間引きの時に薬散しておくと効果的です。

    コレはキアゲハの幼虫。
    成虫は綺麗なんだけどなあ…

7.収穫

  • 首回りの太っている物から順次収穫しましょう。穫りたてを食べられるのが家庭菜園の特権です。毎回食べる分だけボチボチ収穫しましょう!

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