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 ミズナといえば「はりはり鍋」を思い出しますが、かつては大株で収穫される
冬野菜でした。最近では生食も進み、1株25gから70g(1束200g)程度の小株どり、
周年栽培が主流になっています。
そこで、今回は、1株25g程度の小株栽培の方法をご紹介します。
生育適温と畑の選び方
 生育適温は15~25℃で、25℃以上では株張りが悪く、軟弱徒長しやすくなり、15℃以下では伸びが鈍ります。また、13℃以下の低温が一定期間続くと、花芽分化をおこし、その後の高温・長日条件で、花芽がさらに生育し、抽苔してしまいます。
したがって早春どりのミズナ栽培は、抽苔の危険性が高くなり、注意が必要です。
 また、根こぶ病などの連作障害を避けるため、前作にアブラナ科野菜を作付けしていない畑を選び、完熟堆肥などの有機物を十分施用しておくことも重要です。
施 肥 と 播 種 方 法
 施肥は元肥中心で、施肥量は土質や前作、播種期によって異なりますが、露地秋まき栽培の場合、成分量でチッソ、リン酸、カリとも10a当たり15~20kgです。冬季は増やし、夏季は減らします。
 播種は小株どりの場合、直播が一般的で、条間15~20cmでまき溝を切り、条まきにするか、5~7cmごとに3~4粒播きます。播種後はタネが隠れる程度に軽く覆土し、均一に潅水します。
本葉2~3枚の頃、株間5~7cmになるように間引きします。高温期は軟弱徒長を防ぐため、株間をやや広めにとる必要があります。
<冬季栽培のポイント>早春どりは抽苔に注意・移植栽培も検討
 厳寒期に直播して早春どりする作型は、最も抽苔の危険性が高い作型です。抽苔を防ぐには、特に生育初期にできるだけハウスの保温に努めます。保温は最低気温をできるだけ高くするだけでなく、日中の日照を利用した高温(20~25℃)でのディバーナリ(夜間の低温感応を日中の高温によって打ち消す効果)を目指します。ハウスやトンネル内の保温には、ベタがけ資材が有効です。
 小株どりでは非効率ですが、中株の早春~春どり栽培では抽苔の回避やハウスの有効利用のため、移植栽培が効果的です。抽苔の回避のためには温床育苗を行い、育苗床の最低地温が13℃以下にならないように保温し、日中は25℃以上にならないよう換気して、根張りのよいガッチリした健苗に仕上げます。トレイのサイズは200穴トレイが標準で、本葉4枚前後、トレイから苗が抜けるようであれば定植適期です。
<夏季栽培のポイント>一斉発芽がポイント(盛夏期には遮光資材の利用も)
 小株どりでは短期間で収穫を迎えるので、一斉発芽が栽培を安定させるポイントになります。特に高温期は発芽が不揃いになりがちです。乾燥はもちろんですが、過湿でも、発芽前にタネが腐敗して欠株になったり、また、発芽しても根張りが悪く生育が順調に進みません。特に乾燥しやすい高温期の栽培では、十分圃場に水分をもたせた上で播種します。
また夏どり栽培では水分管理を容易にするため雨よけハウス栽培を基本としますが、播種前に遮光資材を展張し、地温・気温の上昇を抑えるとともに土壌水分の変化を少なくすることで、潅水管理を容易にします。子葉が展開して発芽が揃った後には遮光資材をはずし、軟弱徒長を防止します。
 発芽後の潅水管理は、本葉5~6枚までは土壌が乾ききらないようにします。
草丈が15cmを超えるころからは潅水を控えることで、軟弱徒長を抑え、出荷後の「ずるけ」を防ぎ、店もちをよくします。
収      穫
 草丈30cm程度になれば順次収穫し、1束200g程度(8株程度)でFG袋に入れ、出荷するのが標準的です。
若どりのミズナはしおれやすい為、袋は45cm程度のものを用意し、袋からはみださないよう注意しましょう。
害 虫 の 防 ぎ 方
 ミズナにつく害虫はコナガ、ヨトウムシ、キスジノミハムシ、ハモグリバエ、アブラムシなどになります。ミズナは登録農薬が少ないので、播種後にサンサンネットや不織布などをトンネルがけしたり、畝全体にベタがけにするなどの耕種的防除が必要です。
ハウスの場合は、ハウス全体を防虫ネットで囲い、粒剤を播種前に土壌混和することで害虫の発生予防に高い効果を示します。
主な病気の種類と防ぎ方
根こぶ病
・・・
根に不正形のコブをつくり、コブが肥大すると養水分の吸収が抑制され、地上部は日中しおれ、生育が著しく遅れる。畑の菌密度が異常に高い場合など、発病が著しい場合は、収穫にも至らない場合がある。発生は20~24℃、酸性多湿下で多い土壌伝染性病害。 土壌酸性度の矯正、高畝栽培、アブラナ科野菜の連作回避を図る。
軟腐病
・・・
葉柄の特に地際に近い部分に、初めは水浸状の斑点ができ、急速に淡褐色から灰褐色になって軟化、腐敗して独特の悪臭を放つ。この症状は急速に株全体に広がって、短時日のうちに株は腐敗、消失する。土壌水分が多く、空気湿度も高い条件で発生しやすい。 連作を避け、圃場内の病原細菌密度の低下を図る。収穫期近くの潅水を控える。夏季栽培では疎植にし、風通しをよくする。チッソ過多にしない。
白さび病
・・・
白錆病 これは白錆病菌が寄生して起こる病気で、葉の裏側や花軸などに乳白色のややふくらんだ斑点(胞子層)を多数つくるのが特徴で、これらは古くなると破れて、白い粉(胞子)が飛び散る。葉の裏面に白色でいびつな小斑点を生じる。肥料切れを起こさない。ハウス内の通風をよくし、湿度を上げない。
立枯病
(リゾクトニア菌)
・・・
播種したタネが、発芽後土壌中で腐敗(出芽前立枯れ)したり、いったん出芽した後、地際部の胚軸が褐変し、くびれて枯れる(出芽後立枯れ)。 播種後に必要以上の多量潅水を避ける。排水性・保水性のよい圃場を選ぶ。
ベト病
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はじめ葉の裏側に緑褐色で形が一定しない小斑をつくり、しだいに拡大して暗褐色をした多角形の病斑となる。葉の裏側に灰白色のかびをつくるが、病斑が古くなるとかびは消えて黒褐色となり、その部分が極めて破れやすくなる <タキイ種苗HPより引用>