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・・・野菜作りは土づくりから


■「野菜作りは土づくりから」という言葉をよ く 耳にします。春になると、さまざまな野菜や花の、種まきや定植が始まります。おいしい野菜、きれいな花をつくるために欠かすことが出来ない土作りの基礎の基礎を2月は勉強してみたいと思います。
1:通気性・保水力・排水性に優れた土づくり
■野菜は土の中に根を張り、養分と水そして空気を取りこんでいます。
各種養分が溶けている水分(液相)を吸収し、粘土等の固体(固相)にしっかりと根を張り、土壌中の酸素(気相 )を使って呼吸しているのです。
■このように液相・固相・気相の3ッの相を土の三相分布と言い、各々の比率はおよそ3:4:3になっています。
■このうち固相は粘土、腐植、砂礫、その他動植物の死骸などで構成されていますが、このうち粘土と腐植は肥料を保持する能力を持っています。
■だれでも経験していることですが、腐葉土や完熟堆肥をいれると、保水力が高いのに排水性に優れ、おのずから通気性も非常に良くなります。
土作りの第1歩は理屈で言うと固相の内容を腐葉土や完熟堆肥のように変えていくことなのです。
2:土壌病害に抵抗力のある土づくり
■さて、土壌中には有益な小動物や微生物、ウイルス等が棲んでいますが、それぞれが作物の根や地表近くの柔らかい組織を攻撃する有害な病原性小動物や微生物等を撃退しています。
■有益な微生物群にも当然餌になるものが必要です。その餌は植物体の死骸、言い換えれば良質の堆厩肥、落 ち葉、ワラ、木屑などです。一方、病原性生物の主食は生きている有機物、つまり、作物自身ということになります。
■病気の多い土壌では、病原性生物が幅をきかせ、有益生物は肩身の狭いおもいで暮らしています。その理由は 様々ですが、主食となる死骸有機物つまり堆厩肥、ワラ……等々が極端に不足していることや、施肥を化成肥料にたよりすぎたこと、また、有益生物は消毒に対する耐性が有害菌より弱いことなどがあげられます。
■こんな場合は有益生物群の住み良い土壌環境をし作らなければ健康で生産力や栄養価の高い作物を育てる 大切な畑は劣悪化していくばかりになります。
3:有機物の効果
■堆肥などの有機物を施すことは、団粒化を促すとともに、土中の微生物の活動エネルギーにもなり、分解された窒素やリン酸などの肥料分が有効に働きます。
■また、腐植の多い土には肥あたりを和らげる働きもあり、根を痛めにくいので、野菜の生育をよくしてくれます。濃縮 培養した有益微生物群を購入し土壌へ投入するのもよいのですが、これら微生物の餌も粗大有機物です。結局  は粗大有機物の充分な投入なくして有益微生物が増殖できる土壌環境を作ることは不可能です。
■一般に、線虫や病害菌と戦う主役は放線菌なので、先ずはこれらが増殖する対策を講じる必要があります。放線菌を増やす餌としては繊維質、リグニン、キチン等を多く含む物質、具体的には稲わらや樹木及び蟹殻等になります。
■かつてはハウスの土壌へ60~80a分もの水田のワラを毎年投入し、土作りに励んでいた農家がたくさんあったとい います。少々オ-バ-かもしれませんが、ワラが分解したことにより盛り上げた畝の所々に地盤沈下が生じるほどで、 それでも投入を続け6~7年たてば、線虫や有害微生物の被害は全く発生しないだけでなく、茎葉部の病害発生  も見られなくなったという報告もあります。
■この現象は、作物の根から分泌される炭水化物(多数の糖分)、アミノ酸、有機酸などを栄養として生活している 有益微生物が根圏に多量に繁殖し、作物にとってが有効なアミノ酸、核酸類、燐酸化合物、ビタミン類を作物に充 分供給していたため、栄養病害発生を抑制していたと思われます。
完熟したバ-ク堆肥も放線菌の増殖を促す優秀な有機物ですし、こんなに大変なことをしなくても現在では土壌改 良の力をもった微生物入りの特殊肥料も数多くあります。家庭菜園を楽しんでいる方も一度利用されることをお奨 めします。
4:堆肥の作り方
■堆肥はワラや落ち葉、枯草などを充分に湿らせて積み、発酵させて作ります。発酵菌の養分として窒素 が必要な為、石灰窒素や尿素、粉状鶏糞などを混ぜておきます。簡単な作り方の説明をネット上で見 つけましたのでご紹介しておきます。
 
①ワラ、枯れ草、落ち葉などを入れ、充分に水を吸わせ、踏み固める(野菜くず、台所ゴミを混ぜてもよい。
※20~30cmに踏み込んだら石灰窒素や尿素を薄くふりかける。
②何層も繰り返し、枠いっぱいになったらビニールで覆い、雨水の流入と乾燥を防ぐ。

←ワラ、枯れ草など
←石灰窒素
   
③発酵が進むと量が減る(左図)

④別の枠に入れてさらに発酵させる。乾いていたら少量の水で湿らせる(右図)

←苦土石灰や消石灰を薄くまき、積み重ねる。

     
⑤④を繰り返し積み終ったら、ビニールで覆っておく。 ※木枠は90×90×90cm程度が適当です。
※①の水分はにぎったら湿っている程度がよい。
※季節にもよりますが、約半年後には使えるよう
 になります。
※酵素をつかって促成的に作る方法もあります。

 資料:JA三島広報紙 平成13年3月10日号
 今月の家庭菜園より抜粋