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グリーンフォース

グリーンフォース

  昨今、異常気象は毎年発生するようになり、栽培期間中はこのような天候と上手に向き合わなくてはなりません。生産資材などを有効活用する一方で、育種側からは、トマトが有する適応力をさらにもたせる品種開発を積み重ねてきました。
 開発の過程で、土中に根が深く入り、発根力のすぐれる強勢台木を用いた栽培が、栽培安定に大きく寄与できると判断しました。そこで、深根性や多根量といった強勢に必要な形質を取り入れることで育成したのが、今回新発表する「グリーンフォース」です。"フォース"は、"力"を意味し、台木特性が連想しやすいネーミングです。
「グリーンフォース」は「TTM-081」として産地において3年間の試作を行ってきました。その結果、草勢が強く安定することによる長期栽培適性や、栽培期間中の異常気象条件下や酷暑・厳寒期での安定した栽培性を確認することができました。すでに、全国の主要産地で主力品種からの切り替えが進んでおり、期待度の高い品種となっています。

特性

発根旺盛で土質を選ばずバランスの取れた根圏を形成

やや太めの主根が多く発生し、まっすぐ深く下方向に挿すので、土質を選ばず深い根圏を形成します。さらに、主根からは安定して細根が発生するので、栽培中の草勢も強く安定します。
一方で、地際部の細根(吸肥根)の発生も活発なので定植後の活着が早いのも特徴です(写真①)。このようにバランスの取れた根圏を形成することから、環境変化に対する安定感と力強さが付与され、優れた長期栽培適性を発揮します。



主要土壌病害に複合耐病性

青枯病(B)とコルキールート(褐色根腐病:K)に対して安定した耐病性を発揮します。そのほか、半身萎凋病(V)、萎凋病レース1(F1)・レース2(F2)・レース3(F3)、根腐萎凋病(J3)、サツマイモネコブ線虫(N)、トマトモザイクウイルス(ToMV)Tm-2aに複合耐病性です。
青枯病の耐病性は、強耐病性品種群に属する品種より1ランク劣ります(台木特性一覧表参照)。よって、強耐病性品種を栽培していても発病がみられる圃場では、本品種を推奨できません。
青枯病以外の、コルキールートや萎凋病レース3など、主要病害の耐病性は「グリーンガード」「グリーンセーブ」と同じレベルであり、これまで通りトップクラスの複合耐病性を継承しています(写真②)。



胚軸の色が緑色で接ぎ木間違いを軽減できる。

これまでのグリーンシリーズ同様、幼苗期から胚軸の色が緑色になるため、紫軸の穂木品種との識別が容易で、接ぎ木間違いの軽減が期待できます(写真③)。



栽培の要点

播種は穂木より早まきで対応

 接ぎ木時の茎の太さを合わせるために、幼苗接ぎの場合、2~3日ほどの早まきを基準として播種期差を設定してください。

本圃剪定は青枯病汚染に注意

 青枯病の汚染圃場における使用に注意が必要です。「Bバリア」「ボランチ」「グリーンガード」「グリーンセーブ」など強耐病性品種を使用しても発病するような圃場では、より症状が激しくなる危険性があるので、推奨できません。

元肥(N)は自根の30%減が目安

 初期から草勢が強くなるので、元肥のチッソ(N)成分量は、自根栽培比で30%減が目安です。また、青枯病やそのほか土壌病害に対する耐病性を十分に発揮するためにも、定植時は接ぎ木部が土に埋まらないように注意してください。

低段は確実に着果させ草勢をコントロール

活着後から草勢が強く推移するので、着果促進処理は確実に行います。1段目の着果は3果を基本とし、それ以降は4果づつ着果させます。
一方で、異常主茎(メガネ)の発生に注意を払います。兆候が見られたら速やかに、ホウ素剤やカルシウム剤、リン、カリ主体の葉面散布剤などを施用し、チッソの吸収を落ち着かせ、症状の伸展を抑えます。



【主要トマト台木の使い分け】

「Bバリア」「ボランチ」「グリーンガード」「グリーンセーブ」「グリーンフォース」の主要5品種の使い分けについて説明します。

青枯病防除に特化した「Bバリア」「ボランチ」

「Bバリア」「ボランチ」は青枯病の汚染度の高い圃場向けの青枯病耐病性に特価した品種です。「Bバリア」は夏秋向け、「ボランチ」は抑制向きとして使い分けるとよいでしょう。

複合耐病性を強化した「グリーン」シリーズ

「グリーンガード」「グリーンセーブ」は、「Bバリア」「ボランチ」に準じる高い青枯病耐病性をもち、加えてコルキールートや萎凋病レース3にも強く、複合耐病性を強化した品種です。養液土耕栽培や高糖度(絞り)栽培などには「グリーンガード」を、抑制~促成栽培の高温期定植の作型で、長期栽培を狙うには安定した草勢を維持できる「ブリーンセーブ」がおすすめです。
「グリーンフォース」は、草勢がつきにくい圃場などに積極的に使用したい品種です。前述通り、青枯病の強汚染圃場では使用できませんが、ほかの強勢台木と比較した場合は青枯病の耐病性が向上しています(写真④)。青枯病強耐病性をもたない台木を使っていて、青枯病に発病がみられる圃場に対しては積極的に使用してください。



【台木特性一覧表(ToMV耐病性:全品種Tm-2a型)】



グリーンフォース
スタミナ抜群で長期栽培に最適!

●発根旺盛で土質を選ばずバランスの取れた根圏を形成
●主要土壌病害に複合耐病性
●胚軸の色が緑色で接ぎ木間違いを軽減

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