品種の特徴

• 株張りが旺盛で玉肥大のよいエンパイアタイプの晩抽早生種。冷涼地の盛夏どりや、一般地の秋どりの栽培に適する。
• 高温期の栽培においても結球性が安定する。また、タコ足球やタケノコ球などの発生が少なく、玉尻のまとまりがよい。
• 根腐病レース２に耐病性をもち、根腐病が発病しやすい高温期においても安心して栽培できる。

栽培のポイント

• 草勢がやや旺盛な品種なので、従来のエンパイアタイプと同様にやや少肥とし、速効性タイプの肥料で元肥主体に施す。
• 高温干ばつの環境では、結球がやや鈍くなる恐れがある。生育をスムーズに進めるため、定植直後から結球初期まで随時の潅水を実施し、適度な圃場水分を保つ。
• 外葉形成期～結球初期を中心に、細菌や糸状菌による病害の防除を行う。特に、軟腐病・腐敗病（タール）・べと病の発生に注意する。