品種の特徴

• 特徴的な縦長楕円形、果実重6～8kgの大玉スイカ。外皮は暗黒色で見栄えのする外観です。
• 切れ込みの浅い大葉タイプで草勢は中位～ややおとなしめです。低温募照下でも着果性が良く、作りやすい。空洞果の発生も極めて少ないです。
• 糖度は13度内外で高く安定し、緻密な肉質、適度なシャリ感でとにかく食味が良いです。肉色は鮮桃紅、皮際での着色が鮮明でカット販売にも向きます。
• 良くシマった肉質で、盛夏期でも果肉が劣化しにくいです。早いハウスからの栽培も可能ですが、トンネル以降の作型で最も特性を発揮します。
• 熟期の目安は、5月下旬～6月上旬収穫のハウスで受粉後48～50日、6月中旬～下旬収穫の大型トンネルで46～48日、7月収穫で43～45日です。

栽培のポイント

• 低節位で着果した果実は、丸型になりやすいため、第20節前後の3～4番花を目標に着果させます。交配時の草勢が弱い場合も、縦長になりにくいので、草勢の回復を待ってから着果させます。
• 着果後はやや高めの温度管理と、早めの追肥・潅水で初期肥大を促し、縦伸びを図ります。
• 熟期は栽培地の天候条件や作型により前後しますので、必ず着果棒などで交配日を標識して、出荷前に試し切りを行い判定して下さい。