品種の特徴

• 「あきだわら」は、収量性に優れる「ミレニシキ」に品質・食味の優れる「イクヒカリ」を交配後代より育成されました。安価で良質な米として、業務用米などへの利用が期待されています。
• 作物研では、標準施肥栽培の施肥量で玄米収量が13%多収、多肥栽培では31%多収です。
• 一穂籾数が多く面積当たりの籾数が多いのが、多収の要因です。
• 炊飯米の食味は、標準施肥栽培及び多肥栽培ともに食味です。耐倒伏性は「やや強」。

栽培のポイント

• 関東・北陸以西が主要な適地です。水利慣行に留意する必要があります。
• 反収12俵以上を目指す場合は多肥にする必要があります。
• しかし、極端な多肥は品質・食味を落とすことになるので、バランスのとれた収量レベルを産地毎に見出してください。
• 極端な早期落水は避けてください。一穂籾数が多いので穂の基部に青粒が残る程度で収穫してください。