品種の特徴

• 〔来歴〕
  新生夢ごこちは、縞葉枯病に対して抵抗性を持ち、穂いもち病圃場抵抗性が強く、さらに耐倒伏性など栽培特性に優れた極良食味品種の育成を主目標に育成された品種。
  
  
• 出穂期、成熟期は「日本晴」とほぼ同時期
• 稈長は日本晴と同程度で、稈が太く、剛く強稈で耐倒伏性は日本晴よりもあきらかに強い
• 止葉は長く直立し受光態勢がよく草姿が良好
• 玄米千粒重は日本晴より若干小粒だが収量性は日本晴と同程度
• 葉いもち病圃場抵抗性は「中」程度、穂いもち病抵抗性は「強」の特性を持つ
• 縞葉枯病に対しては抵抗性を示しており、穂発芽性は「極難」の性質を持つ
• 新生夢ごこちのアミロース含量は日本晴よりかなり低く、粘りに富む柔らかな口当たりの極良食味品種

栽培のポイント

• 〔栽培適地〕
  関東以西の早植え、普通期栽培に適し、特に縞葉枯病常発地域で極良食味品種を望まれる地域に適する。
  
  
• 分げつが旺盛ではないので初期成育の確保が重要。㎡当り400本の穂数を初期の分げつで確保するように努める。
• 茎数確保のために栽植密度を上げる。（20株/㎡）（株間約16～17cm）