品種の特徴

• ケールに芽キャベツを交配したＦ１品種で、葉の付け根から出る半結球状態のわき芽を収穫する野菜。
• 播種後180日前後から収穫出来る早生種。
• わき芽は紫色と緑色が混在しているが、寒さが厳しくなるにつれて全体が赤紫色に発色する。
• 葉は柔らかく甘みがあり、苦みが弱いためサラダとしても利用できる。
• 加熱することでより一層美味しくなり、いろいろな料理に利用できる。
• 耐寒性に優れ、晩抽性もあるため作りやすく、長期間にわたって収穫できます。

栽培のポイント

• 【施肥】
  生育期間が長いので、有機質肥料を主体とし、ジックリと肥効が現れ、それが持続するようにして下さい。
  元肥として10a当り窒素・リン酸・カリをそれぞれ10kg程度施用します。
  追肥は、中耕・除草を兼ねて行いますが、時期と量については、茎の太さ、葉の大きさ等を草勢の判断として調整してください。
  寒さには強い品種ですが、低温期には生育が緩慢になり、追肥の効果も劣るので、寒さが厳しくなる前に草勢を強くしておく事が重要です。
• 【定植】
  定植時期の気温が高い作型では、本葉5～6枚時まで育苗した苗を定植した方が、活着するまでの灌水管理が比較的楽に行えます。
  畝幅75～90cm、株間50～60cmの一条植え、寒冷紗で遮光して、活着と初期成育がスムーズにいくようにして下さい。
• 【栽培管理】
  草丈は70～80cmになり、倒伏しやすいので、寒冷紗をはがすタイミングで支柱を立てます。
  本葉が十分繁茂したら、株元から5cmくらいまでのわき芽や、徒長したわき芽は、老化した葉とともに早めに除去し、上部のわき芽の生育を促進・充実させていきます。
  わき芽が発達してきたら、本葉を下から数回に分けて取り除きます。
  葉柄を元から取ると、わき芽が取れてしまうことがあるので注意してください。
  生長点からの展開葉は、常時10枚は残します。
• 【収穫】
  7月播種では、12月下旬ごろから脇芽が5cm位になり収穫できます。