品種の特徴

• 周年栽培可能(冷涼地初夏まき秋どり、夏まき年内どり越冬どり、冬まきトンネル栽培)。

根部

• 円筒形に近い形状で尻詰まりが良い。
• 根長18～20㎝で根色・肉色ともに濃鮮紅色。
• 吸い込み性が強く、肌つや良好で洗い上がりが美しい、首回りも細く見た目が美しい。
• 在圃性に優れ圃場での裂根が少ない。
• しみ腐病に比較的強い。
• ニンジン臭が少なく食味に優れる、またカロテン含有量が高い。
• やや密植ぎみの株間5～6㎝で青果用М・Ｌサイズに揃う。
• 業務用としても使用推奨(株間8～10㎝で2Ｌ・3Ｌサイズに揃う)。

地上部

• 極晩抽性で、地上部の病害に強く黒葉枯病、斑点病、うどんこ病耐性に優れる。
• 草勢はややおとなしめで耐寒性に優れる。

エマとクリスティーンヌの相違点

• 形状はエマのほうがやや肩が張り、クリスティーヌの方がより円筒形に近い。
• エマのほうが熟期が2～3日程度早い。
• エマのほうが1㎝程度根長が短い。
• クリスティーヌのほうが葉の耐寒性に優れる。

＊特性に関しては地域により異なる場合があります。

栽培のポイント

• やや多肥での栽培が望ましい。(施肥量：窒素10～12㎏/10a程度)。
• 初期生育が緩慢で雑草負けするケースがあるため、初期の雑草防除を行う。
• 洗浄時の裂根の割合を抑えるため、雨天直後の収穫を避ける。収穫の翌日に洗浄を行うとより望ましい。