極濃緑で立性、低温伸長性にすぐれた秋まき用ホウレンソウ!
[特性］
●極濃緑、平滑な剣葉で、葉先が尖り、はっきりと欠刻が入る。べと病Ｒ－１～７までの抵抗性をもつ。
●草姿は立性で、収穫調整しやすい。
●耐寒性が強く、暖地なら無被覆の露地越冬栽培でも良品が収穫できる。
●耐湿性が強く、湿害による黄化が出にくい。
●低温伸長性にすぐれるため、一般地や暖地の１０月中旬～１２月中旬まき、冷涼地の９月中旬～１０月中旬まきに最も適している。
●露地で寒い時期に収穫すると根元が鮮やかな鮮紅色になり、見栄えがよい。昔ながらの赤根のホウレンソウを出荷したい方に適した品種。
[適応性］
●土壌適応性は広くしかも耐湿性が強いため、火山灰土から水田裏作まで幅広く栽培することができる。
●耐寒性があり、低温伸長性もすぐれているので得に低温期の栽培に向く品種である。暖地では無被覆でも充分栽培できるが、一般地の１～２月出荷では、パンチフィルムなどでの被覆栽培を行う。
●秋の早まきでは、暖かい年だと徒長気味になってしまうので、播種適期を厳守する。台風などの被害でまき直しが必要になってしまった場合には、生育の早い本種が適している。