全国的にハダニ防除の根幹を担う技術として「天敵+化学農薬」 の体系が確立し、「天敵=効果が低い、農薬が使えない」という古いイメージも変わりました。一方で、天敵に影響の少ない殺ダニ剤の感受性低下がさらに進み、従来の使用方法で対応しきれない場面も増えています。
これからは、より効率的に天敵を生かし、ハダニが多発する前に対抗する時代!br>
そのための新たな天敵利用法を提案させて頂きます!
イチゴの天敵利用 成功のポイント
ポイント①:開花したら放飼適期
天敵は開花したら放飼適期です。なるべく暖かい10月中旬~11 月下旬までに天敵を導入しましょう!
〈イチゴの基本防除プログラム〉
ポイント②:2種類の天敵を同時放飼
スパイカルEX1本+スパイデックス3本の伺時放飼を基本量としてお勧めします!
同時放飼にはスパスパトリオ専用の混用放飼器が便利です!
ポイント③:圃場全体にムラなく放飼
画場全体にムラなく天敵を放飼して増殖・定着させることで発生初期のハダニにいち早く対応でき、効果が早く発揮されます!
※ボトル剤とパック剤は、ハダニの発生状況に応じて使い分けをしましょう。
ハダニ防除は天敵だけでは成り立ちません。ハダニが増えてきたらなるべく早めに天敵に影響の少ない殺ダニ剤を散布し、スパイデックスを追加しましょう。重要なのは天敵とハダニのバランスです。
従来の「天敵+化学農薬」の防除体系を基本として、さらなる効果安定のために、天敵放飼量と放飼時期の見直しを提案致します!
天敵利用との併用にオススメ
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・天敵への影響が少なく、環境にやさしい微生物殺虫剤です。
・薬剤抵抗性の害虫にも効果あり!
・収穫前日の散布も可能!
天敵利用農法を施す際の情報