品種の特徴

• 【果長】
  100g果で21cm（やや長め）
• 【果形】
  首から尻まで良く整った円筒形。曲がり、尻太、尻コケ、特に首コケ等の発生が少ない。
• 【果色】
  首から尻まで濃緑で、シモフリ、条線の発生はなく高温期でも色ボケは全く出ない。
• 【果皮】
  なめらかでうすく光沢がありブルームの発生は少ない。トゲは小さめである。
• 【食味】
  極めて歯切れ良くおいしい。
• 【店持ち】
  夏期高温による果肉の綿状、冬期乾きと低温による首、尻しぼみ状に極めてなりにくく、相当長日時に亘り鮮度を保つ。
• 【草姿・草勢】
  受光体制が良く小葉でカラッとして収穫もし易い。草勢は中位。
• 【収量】
  果実の肥大が早いため、低温期でも確実に秀品が収穫でき、総収量が多く秀品率は極めて高い。
• 【対病性】
  濃緑小葉で葉の働きが良く寿命が長く、ベト、ウドンコ、斑点細菌病に強い。

栽培のポイント

• 元肥・土作り：良い土作りで旺盛な生育とその維持を図る。
• 床土：良質床土を多めに用い健苗作りをする。
• 育苗：若苗は活着を早く良くして旺盛な樹作りの元となる。
• 定植：活着を早めて太茎、大きい葉で旺盛な草勢にする。
• 活着：本葉6～7枚、つる上げを早く、茎太く稲妻形に葉は水々しく大き目、上への生育を急がない。
• 本葉10～15枚頃：徒長させぬようにしながら旺盛に生育させる。
• 下位側枝と主枝の雌花の摘除：節間長と草勢により若干かえる。
• 主枝摘芯：力強い生育を、一層強健な草勢に育てる。
• 整枝：弱めな摘芯で上・中・下節位に常に芯と伸長葉を。
• 天葉展開期以降：パワーの維持期-葉数を増やす。