商品コード:0103008-012-008
●主にハウス抑制栽培向け。側枝の発生よく、主枝雌花率8月まきで70~80% ●葉はシリーズ全体としてやや大葉で葉色が淡い。また草勢が強い。 ●果実はイボのない円筒形で果径約3cm、果長17~19cm、果重約100gで、曲がり少なく秀品率が高い。 ●従来のキュウリに比較して、渋みや青臭さが少なく、甘味が強く、またキュウリ独特のよい香りに富むため風味が良い。歯切れがよく、サラダや浅漬けに最適である。 ●従来品種に比較して果色は濃緑でブルームが少なく照りが強く果肉も緑色が強い。また表皮が柔らかく、果肉の硬さとの差が少ないため食感がよい。 ●うどんこ病にはきわめて強い耐病性を有し、またベト病にも強い。
■栽培要点 ・床作り:キュウリ(台木カボチャも同じ)の根は酸素を多く必要とする。したがって、通気性にすぐれ、根群がよく発達して、定植時にも断根が少ないような床土を準備する。スーパーミックス等の市販培養土の利用が望ましい。 ・播種:床土の厚さはキュウリで6~7cm、台木カボチャで7~8cm必要。稲の育苗箱では浅すぎるので使用は避け、10cmの深さのブラントベッドなどを用いる。播種は条播きとし、、覆土は種子の厚みの3倍を基準とする。密植になるとキュウリおよび台木カボチャの胚軸に色(緑)の着くのが遅れ、よい苗はできない。間隔を十分とって播種し[ブランドベッドに播種の場合、キュウリは80本(20本×4列)、台木カボチャ60本(20本×3列)が標準]、緑化発芽させ、接木まで十分光に当て、穂木および台木とも充実した苗を作る。 ・接木:接木栽培を基本とし、台木については果色が濃緑でブルームが少なく、また食味のよい特徴を生かすため、10~12月播種の越冬栽培などでは、低温伸長性のすぐれた「黒ダネ」カボチャを、それ以外の作型には新土佐系カボチャ(サカタ交配[剛力]カボチャ)などの使用が望ましい。
果菜類野菜の病害虫防除の手引き
野菜種子の粒数・播種量を見る
防除薬剤参考表を見る