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Vol.9　アスパラガス

アスパラガスは、古くから食用として親しまれ、栽培によってヨーロッパ各地に広まりました。日本には18世紀になってオランダから伝えられ、1871年に「マツバウド」の名で、食用として北海道に導入されました。 アスパラガスにはカロチン（ビタミンＡ）が含まれ、病気に対する抵抗力を高め、またアスパラギン酸は新陳代謝を促すとともに、タンパク質合成を高める効果があり、疲労回復や滋養強壮に優れています。アスパラガスの穂先部分にはルチンという成分が含まれ、血管を丈夫にし、高血圧や動脈硬化の予防にも効果があり、また利尿効果もあります。アスパラガスはカロチン、ビタミンＣ、ビタミンＥを同時に摂取することができ、抗腫瘍作用もあり、また赤血球をつくるために必要な葉酸を含んでいるため貧血にも効果 があります。

【1】畑の準備 ●畝間120cmに、幅40～50cm、深さ30cm程度の溝を掘り、堆肥と有機配合を施したところへ土を10cm程度返し、株間50cmに植えつける。 ●植付けは芽を上にして、根を広げて植えるのが基本。 ●元肥の量は1aあたり、堆肥300kgと肥料10kg。バッチリシリーズ利用の場合は、長期間肥効のある<50>とカルシウム88を中心に畝を作り利用する。
	【2】管理方法 葉が繁っている夏期には肥料を２回ほど畝間に施し、秋に地上部がすべて枯れた頃、茎を刈り取り畝の両側を掘って堆肥と有機配合を与えます。 【2】収穫 弊社で販売している２年めの苗は来春４月頃より収穫が可能になりますが、来年は早めに収穫を切り上げ、伸ばす芽を多く残し株の養成をはかります収穫は丈が25センチぐらい伸びた頃、茎の柔らかいところから刈り取ります(３年目の収穫)。４年目以降、株が大きくなるに従って収穫期間を長くしていきますが、８月以降の芽を伸ばして株の養成をはかると、約10年間くらい収穫が可能になります。 ●病害虫防除 ・茎枯れ病・斑点病・・・・・・・ ダコニール1000フロアブル・フロンサイド水和剤 Ｚボルドー銅水和剤 ・ハンスモンヨトウムシ・・・・ アファーム乳剤・カスケード乳剤・ゼンターリ顆粒水和剤

アスパラガス

品種名	備考
ハイデル	●良質、多収、耐病性、三拍子揃った極早生種。
ウェルカム	●早生，多収，そろい抜群，耐病性の一代交配種
ポールトム	●耐病性で草勢強く、良質のものを多産
メリーワシントン500W	●売れっ子です！L級が次々取れる人気種！
ナイヤガラ	●アスパラガスの交配種、品質極上太茎でメリーワシントンより3割程度増収になる！！
バーガンディ	●濃紅色の色上がり、食味に特に秀れた一代交配種。

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